−よい家をつくりたい。匠の技術と心意気−
今回は、確かな技術で【彩+house】の家づくりを支えてくれている施工スタッフをご紹介します。大工歴20年の棟梁・高桑悟登志(さとし)です。
◎父の跡を継いで、大工職人の道へ
私の父も大工の棟梁だったんです。だから、子どもの頃から「家を建てる仕事」というものを身近に感じていました。模型などを組み立てるのも好きで、ものづくりに携わりたいという思いはずっとありました。
最初に就職したのも建築会社ですが、そのときは設計職でした。建築士の資格を目指して実務経験を積んでいましたが、父が年齢的な理由から一人で仕事を続けていくのが難しくなってきたため、大工として家業を手伝うことになりました。
◎【彩+house】に入社したきっかけ
父が引退して、棟梁として家づくりに携わっていましたが、徐々に個人で仕事することに限界を感じるようになりました。営業や積算、施工からアフターフォローまですべて一人で担わなくてはいけないので大変でした。
よい家をつくるためにも、もっと施工だけに専念したいと思っていたところ、ちょうど社員大工を募集していた【彩+house】に入社しました。今年で5年目になります。
【彩+house】の家は独自の構造で、施工の手間もかかるのですが、その分、やりがいのある仕事です。
◎よい家をつくるために心がけていること
「どの現場でも、やりなおしのないように、丁寧に」ということに尽きます。特に寸法関係は慎重に確認します。
現場では図面にそって作業を進めていますが、細かい収まりなどは、作業をしながら判断する必要がある場合もあります。たとえば、床の張り分けの見切り位置、建具の収まりなど、ちょっとしたズレだったとしても、仕上がりは美しくなくなるので、見映えよく収めるため、細心の注意をはらっています。
現場で作業を進めながら気付いたことは、「こうしたほうが、もっとよくなるのでは」と、監督に相談することもあります。一つひとつ細かい部分を社内チームで相談しながら、完成したときの空間全体の品質向上に努めています。