—室内の快適な温度を保つ条件—
家づくりについて調べはじめると、「気密」「断熱」という言葉をよく目にします。
いろいろなハウスメーカー、工務店が「高気密・高断熱の家」をうたっていて、なんとなく「快適」「省エネ」といったイメージが定着しているのではないでしょうか。
家庭用エアコン1台で家じゅうを夏は涼しく、冬はあたたかく保つ【彩+house】の家も、正真正銘の高気密・高断熱の家です。
でも、「気密」「断熱」とは、そもそも何を示しているのでしょうか?
◎気密の高さは、すき間の少なさ
住宅における「気密」とは、部材同士のすき間をなくして、空気の出入りを少なくした状態のことを指します。
気密性の高さは「C値」という数字で表され、C値が小さいほど高気密ということになります。
実は、どんなにしっかり建てた家でも、目に見えないほどのすき間は空いています。
冷暖房効率を上げ光熱費を抑えるためには、このすき間をできる限りなくすことが大切なのです。気密性が高ければ、室内で冷やしたり暖めた空気が外に逃げにくくなり、逆に外気の冷たい、もしくは熱い空気が侵入しにくくなるからです。
高気密な家は、工場生産の精度の高い建築部材や、防湿シート、断熱材、気密テープなどを使ってできるだけすき間をつくらないように建てられています。
しかし、気密が高くなれば、高くなるほど、施工する人の技術力も重要になります。
たとえば【彩+house】の家の気密測定平均値は0.27㎠/㎡(直近1年間)。
ここまで来ると、気密工事はもはや針の穴を探して塞いでいくような作業と言えます。
高気密住宅を専門とする【彩+house】では社員大工が施工していますので、これまでの経験と知識の共有によって、気密工事のポイントも熟知しています。
その結果、どの家でも平均して高い気密性を確保していることが、全棟で行う気密測定で証明されています。
◎熱を断ち、外気の影響を断つ
「断熱」とは、熱が伝わらないようにすること。
住宅では、主に窓や壁などを通して外の温度が室内に伝わってきます。壁の中に断熱材を入れたり、断熱性の高い窓を使用することで断熱性を高めることができます。
高断熱の家は、外の寒さや暑さの影響を受けにくく、冷暖房で快適な温度にした室内の熱が逃げにくいので、光熱費を抑えることができます。
断熱性の高さは「Q値」で表されますが、そのほかに、家の内部から外部へ、どれくらい熱が逃げにくいかを表す「Ua値」という数値もあります。
【彩+house】では、世界トップレベルの断熱性能を長期にわたって維持するフェノールフォーム断熱材を使用しています。また、断熱の要とも言える窓には、樹脂サッシを採用して、家の中の温度を一定に保ちやすい、高い断熱性能を実現しています。
このように、気密性・断熱性は、住宅の快適さを比較するための、ひとつの目安となります。ただし、実際には敷地の条件や間取り、ライフスタイルによっても室内の快適さや省エネ性は異なります。まずは、実際に施工された建物の暖かさや涼しさを体感したり、住んでいる方に話を聞いてみることをオススメします。