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初めてのマイホームづくりでは、住宅会社をどんな基準で選べば良いか迷ってしまう方も多いと思います。よくわからずに選んでしまうと失敗する恐れもあり、慎重に検討したいところです。
そこで今回は、住宅会社選びで気を付けたい8つのチェックポイントをご紹介します。読んでいただくと、どんなことを基準に住宅会社を選べば良いかわかるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください。
どんな家を建てているかを知る4つのポイント
初めに、住宅会社が「どんな家を建てているか」についてのチェックポイントを4つご紹介します。これらは家の住み心地や維持費、健康に大きく影響するため、依頼する会社を検討するときはしっかりと確かめることをおすすめします。
家の工法
工法とは、家の骨組みにどんな材料を使っているかを意味します。日本では主に「木造」「鉄骨」「コンクリート」の3種類の工法があります。それぞれメリット・デメリットが異なるため、しっかりと特徴を把握して選びましょう。
木造
木造は木の骨組みを使った住宅で、木は断熱性が高いため、夏涼しく冬暖かな家になりやすい工法です。また加工が容易なため、設計の自由度が高いという特徴もあります。日本ではもっとも多く採用されている工法で、材料が普及していることから他の工法に比べ値段が手頃になっています。
ただし木造を手がける会社は非常に多く、依頼先によって家の品質に大きな差があるという点に注意が必要です。依頼先を検討するときは値段やデザインだけにとらわれず、この後お伝えする家の性能にも注目して選ぶようにしましょう。
鉄骨
鉄骨は骨組みに鉄を使い、住宅の場合は厚さが6mm以下の鉄板を筒状にした軽量鉄骨を使います。ほとんどの材料を工場で作るため工期が短く、さらに品質が作る人の腕に左右されないというメリットがあります。
一方で骨組みの鉄が熱を伝えやすいため、断熱性が他の工法に比べて低いという弱点があります。また鉄骨の家を作っているのは大手量産メーカーが中心で、価格が木造より高めなことも注意すべきポイントです。
コンクリート
コンクリート住宅は、鉄筋の入ったコンクリートで作られた家です。耐火性や防音性に優れ、他の工法に比べ長い耐用年数が期待できます。
しかし費用が最も高額な工法であり、現場で行う作業が多いため工期は長めです。また重量が非常に重く、地盤が弱いと建築ができなかったり、地盤補強費が高額になったりするデメリットがあります。
断熱性
断熱性の高い住まいにすると、外から暑さや寒さが侵入しにくくなり、とても健康で快適な生活を送ることができます。しかも少ないエネルギーで冷暖房が効くため、電気代を抑えることも可能に。外に面した壁の中に高性能な断熱材を入れ、熱の伝わりが少ない樹脂サッシを使うことで実現します。
気密性
気密性とは、家にどれくらいの隙間があるかを表す性能です。隙間が少ないと冷暖房で暖めたり冷やされたりした空気が外へ逃げにくくなるため、住み心地が良く電気代のかからない家になります。気密性は㎠/㎡という数値で表され、小さいほど気密性が高いことを意味します。
【彩+house】ではすべてのお宅を気密測定し、直近1年間の気密測定平均値が0.27㎠/㎡という気密性の高い住まいをご提供しています。さらに高断熱と組み合わせることで、トリプルA工法という床下エアコン1台で家全体を冷暖房できる住まいを実現しています。
耐震等級
耐震等級とは国が定める地震に対する強さの基準です。等級は1〜3に分かれ、3が最も厳しい基準です。大切な住まいが地震で倒壊するのを避け、住む人の安全を守るために、耐震等級3相当ではなく、耐震等級3の家を選びたいところです。(【彩+house】の標準仕様は耐震等級3)
どんな住宅会社なのかを知る4つのポイント
住まいを任せる相手を考えるとき、「どんな会社なのか」も大切なポイントになります。その会社の家づくりへの取り組み方で、住んだ後の満足度が大きく変わるためです。
ハウスメーカー(量産メーカー)・地場ビルダー・設計事務所の違い
家を作る住宅会社の種類は、大きく分けて3つあります。それぞれの違いをよく理解し、自分たちにはどの種類の会社が合っているかじっくり検討しましょう。
ハウスメーカー(量産メーカー)とは
ハウスメーカー(量産メーカー)は家を作る企業で、規模が大きく全国にモデルハウスを構えています。一年間に数千棟もの家を建てるため、多くの家づくりのノウハウがあり、自社開発したオリジナル建材や設備を持つところもあります。
ただし、全国各地にあるモデルハウスの維持費や、テレビCMなどの広告費に多額の費用をかけているため、建物の価格が非常に高額になっています。
地場ビルダーとは
地場ビルダーは、地域に密着して家づくりをしている住宅会社です。家づくりへのこだわりを持つ会社も多く、さらにお客様のご希望やご予算に合わせた家づくりがしやすいという良さもあります。また働く人は地元の人間が多く、身近で安心感があるという魅力も持っています。
一方で地場ビルダーは、会社ごとの品質のばらつきが大きいという注意点があります。特に格安を売りにしているところでは、建物の品質が安いなりにならないよう、断熱性や気密性、耐震性を見極めて注文するようにしましょう。
設計事務所とは
設計事務所は住宅を作るのではなく、設計と工事の管理を行う会社です。お客様ごとに希望に合った間取りやデザインを考え、材料を一つずつ選びながら設計します。他にはない個性的な家づくりをしたい方におすすめです。
しかし設計にたいへん時間がかかるため、入居までの時間にゆとりがないと依頼するのが難しいかもしれません。また建築費のおよそ10%の設計料が必要なので、予算にも余裕を持っておくことがポイントになります。
アフターサービス体制をチェック
家づくりを依頼する相手を検討するときは、アフターサービスの体制もしっかりチェックしましょう。家は建てるまでも大切ですが、住んでからの方が長いため、しっかりケアしてくれるかも非常に重要です。
例えば定期点検を行うのが、家を担当した社員や大工さんなら的確な修理やメンテナンスができます。また会社から遠い場所の工事は避け、施工範囲を限定している会社なら、万一の不具合にも素早く対処してくれます。
担当者との相性も重要
注文住宅では、家づくりをお手伝いする担当者との相性も大切です。打ち合わせは数ヵ月から長いと1年以上かかることもあるため、気兼ねなく話ができる担当者の方が楽しい家づくりになります。またお客様のご希望を的確にくみ取ってくれる相手なら、理想の家が実現しやすくなるでしょう。
豪華なモデルハウスで判断しない
住宅会社の中には、とても豪華で大きなモデルハウスを建てているところもあります。しかし実際に建てる家とはかけ離れているため、そうしたモデルハウスを判断材料にするのは危険です。住宅会社を選ぶときは必ず、実際にお客様が建てている仕様に近い家を見せてもらいましょう。
【彩+house】では現実離れした豪華仕様ではなく、実際に建てる家がイメージできるモデルハウスをご覧いただいています。さらにエアコン1台で冷暖房できるトリプルA工法も体感できますので、ぜひ一度ご見学ください。
まとめ
初めての家づくりでは不安も多く、どんなことに注意をしたら良いかわからない、という方も多いでしょう。しかし大切な家づくりで、失敗だけは避けたいものです。今回ご紹介したポイントを参考にしていただき、快適で安心して住める家を作っている、信頼できる住宅会社を見つけてください。
【彩+house】ではお客様の不安や疑問を丁寧に解決しながら、「みんながずっと幸せに暮らせる」家づくりに取り組んでいます。これから先の50年を安心して暮らせる住まいをつくりたいとお考えなら、ぜひお気軽にご相談ください。