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新築で一軒家を検討する際、「毎月の光熱費はいくらかかる?」「光熱費が高くなりそう…」と気になる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、戸建て住宅の光熱費の平均相場や光熱費を抑えながら快適に暮らすためのポイントについて分かりやすくご紹介します!
◆一軒家の光熱費はいくら?平均相場をチェック!
まずは、全国の光熱費の平均相場と、住まいの形態による違いを確認してみましょう。
◎世帯人数別の電気代・ガス代・水道代の全国平均
総務省統計局の「家計調査報告書(2024年)」をもとに、戸建て住宅に多い3~4人家族1世帯あたりの光熱費平均金額をまとめました。戸建て住宅に限定したデータではありませんが、月々の光熱費をイメージする際の目安として参考になります。
| 3人家族 | 4人家族 | |
|---|---|---|
| 電気代 | 12,651 円 | 12,805 円 |
| ガス代 | 5,121 円 | 5,015 円 |
| 水道代 | 5,358 円 | 6,026 円 |
| 全光熱費の平均 | 24,340 円 | 24,593 円 |
◎「一軒家」と「マンション」を比較!どちらが高い?
一般的に、一軒家はマンションと比べて光熱費が高くなる傾向があります。実際に、日本生活協同組合連合会が実施した「電気・ガス料金調査」では、住まいの形態による電気使用量の違いが示されています。
| 一軒家 | マンション(集合住宅) | |
|---|---|---|
| 電気代(1ヵ月あたり) | 8,456 円 | 6,477 円 |
| 電気使用量 | 350.2 kWh | 246.6 kWh |
※出典:日本生活協同組合連合会「電気・ガス料金調査」(2019年)
◎地域や季節によって差が出る
光熱費は、住んでいる地域や季節によっても変わります。特に夏や冬はエアコンの使用が増え、寒冷地や暑い地域ほど光熱費の負担が大きくなりがちです。そのため、地域特性に合った家づくりをすることが、光熱費を抑えるための重要なポイントとなります。
◆新築一軒家で光熱費が上がる原因とは?
「一軒家は光熱費が高い」と言われる主な理由は、次の3点が挙げられます。
◎延べ床面積が広くなる
一軒家はマンションと比べて延べ床面積が広くなるケースが多く、おのずとエアコンや照明器具、家電の数が増え、消費電力も大きくなります。国土交通省の調査によると、新築・注文住宅への住み替え・建て替え後は、延べ床面積が約1.4倍に増加しています。
◎断熱性能が低いと冷暖房コストが増える
一軒家は外気に接する面が多いため、断熱・気密性が低いと空調効率が下がり、光熱費がかさみます。そのため同じ広さの家でも、住宅性能の違いによって光熱費に大きな差が生じます。
◎ライフスタイルの影響
一般的に一軒家は世帯人数が多い傾向にあり、その分エネルギー消費量も増えやすくなります。また、在宅勤務などで在宅時間が長くなるほど、冷暖房や給湯の使用頻度が増え、光熱費も高くなります。
◆戸建ての光熱費を抑える3つのポイント
光熱費を抑えながら快適に暮らすためには、住宅性能と設備選びが重要なカギとなります。
①断熱・気密性能を高める
高断熱・高気密住宅は外気温の影響を受けにくく、少ないエネルギーで快適な室温を保つことができます。高性能な断熱材や窓の採用、施工精度の高い工務店選びが、断熱・気密性能を高める重要なポイントです。
②冷暖房効率を上げる設備選び
最新のエアコンや換気システムは省エネ性能に優れ、消費電力を抑えながら快適な住環境をつくり出してくれます。初期費用だけでなく長期的な視点で設備を選ぶことで、トータルコストの削減につながります。
③太陽光発電・省エネ機器の導入
太陽光発電の導入により、自家消費分の電気代を大幅に削減できます。さらに、エコキュートなどの高効率給湯器やLED照明を組み合わせることで、省エネ効果はさらに高まります。
◆断熱性能を上げるとどのくらい光熱費が変わる?
一般的な戸建て住宅(断熱等級4・年間の光熱費24万円の場合)と高断熱住宅の光熱費の違いをシミュレーションしてみました。
◎断熱等級6・7と一般住宅の光熱費比較
| UA値(地域区分5) | 一次エネルギー消費削減量 | 年間の光熱費の目安 (等級4と比較) |
期待される年間の 光熱費削減額 |
|
|---|---|---|---|---|
| 断熱等級4(省エネ基準) | 0.87 | - | 240,000 円 | - |
| 断熱等級5(ZEH基準) | 0.6 | 省エネ基準より約20%削減 | 192,000 円 | ▲48,000 円 |
| 断熱等級6 | 0.46 | 省エネ基準より約30%削減 | 168,000 円 | ▲72,000 円 |
| 断熱等級7 | 0.26 | 省エネ基準より約40%削減 | 144,000 円 | ▲96,000 円 |
◎年間で見る光熱費の差額
上記から、断熱等級が高くなるほど、光熱費削減効果も大きくなることが分かります。断熱等級7と等級4の戸建て住宅では、10年で約96万円、30年で約288万円もの差が広がり、長く住むほど経済的なメリットが大きくなります。
◆GX志向型住宅の補助金を活用しよう!
GX志向型住宅とは、断熱等級6以上の高い断熱性能と省エネ性能を備えた次世代型の住まいのことです。
高い省エネ性能を備えた住宅は国の補助金制度を活用でき、初期費用の負担を抑えながら高性能住宅を建てることができます。
◎最大110万円の補助が受けられる
2026年度の住宅補助金制度として新たに発表された住宅補助金制度「みらいエコ住宅2026事業」では、GX志向型住宅で最大110万円(寒冷地は125万円)の補助金が受けられます。これから家づくりを検討する方は、ぜひ補助金制度を活用してお得に家を建てましょう。
◎申請条件と対象性能
補助金の対象となるには、次の条件を満たす必要があります。
・断熱等級6以上
・一次エネルギー消費量の削減率35%以上(再生可能エネルギーを除く)
・一次エネルギー消費量の削減率原則100%以上(再生可能エネルギーを含む)
・HEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)の設置
制度の詳細や最新情報については、国土交通省の資料で紹介されています。
※国土交通省「みらいエコ住宅2026事業(Me住宅2026)の概要」
◆アヤプラスハウスの高断熱住宅で実現する“月々の安心”
アヤプラスハウスでは、高気密・高断熱性能に、効率の良い冷暖房と換気を組み合わせた「トリプルA工法」を採用しています。もちろんGX志向型住宅の高い性能基準を満たしており、毎月の光熱費を抑えながら一年中快適に暮らせる住まいを実現しています。
◎エアコン1台で快適に暮らせる家の仕組み
「トリプルA工法」では、床下に設置した家庭用エアコンの風を、壁内部の通気層を通して家全体に循環させます。輻射熱の効果で室内を均一に暖めるため、家中どこにいても快適に過ごせます。エアコンの風が直接当たらず、乾燥もしにくいため、健康面でも安心。家庭用エアコン1台で家全体の空調がまかなえるため、光熱費もグッと抑えることができます。
◎モデルハウスで体感できる温度差の少ない家
アヤプラスハウスの家の快適さは、実際のモデルハウスで体験していただけます。猛暑の夏も極寒の冬も1階と2階の温度差はわずか1~2度程度。室温差が小さいことで身体への負担が軽減され、ヒートショック予防にもつながります。現在2棟のモデルハウスを公開中です。ぜひ現地で、高断熱住宅の心地よさをご体感ください!
*モデルハウスの詳細はこちらから
・ヴィラヤ展示場https://ayaplus.jp/villaya_lp
・ショコラ展示場https://ayaplus.jp/chocolat_lp
◆まとめ|あなたの暮らしに合った“最適な性能”を一緒に考えます
一軒家の光熱費は、住宅性能や設備、暮らし方で大きく変わります。アヤプラスハウスでは、高い住宅性能をベースに、ご家族一組一組のライフスタイルに合わせた家づくりをご提案しています。将来まで安心して暮らせる住まいについて、ぜひ一緒に考えてみませんか。
◎家づくりに不安があれば、まずは気軽にご相談ください!
初めての家づくりは、「何から始めてよいの?」「性能ってどこまで必要?」といった不安や悩みがつきものです。そんな時はひとりで悩まず、まずはプロに相談することから始めてみてください。アヤプラスハウスが、お客様の理想の家づくりを心を込めてお手伝いいたします!
合わせて読みたい
*「GX志向型住宅でどれくらい光熱費が変わる?夏も冬も究極の省エネを」
*「長い目で見れば大きな差に。“建てた後のコスト”という視点」
*YouTube 「ハウスメーカーの家vs工務店の家 電気代はどっちがお得?」
https://www.youtube.com/watch?v=_8xpf2hoZsM
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*この記事を書いた人
石川住建 代表取締役 石川 武 / スタッフインタビュー










