—みなさんにとっての「理想の家」はどんな家ですか?―
一生に一度になるかもしれない家づくり。だからこそ、後悔や失敗がないよう、ご家族にぴったりの快適な家にしたいですよね。
でも、いざ建てるとなると、「どんな家がいいのかわからない…」「暮らしやすい家ってどんな家?」などの疑問がわいてくるかもしれません。理想の家にしたいと考えていても、何から始めればいいのか戸惑っている人もいるのではないでしょうか。
そこで、日々さまざまなご家族と共に理想の家づくりに取り組んでいる【彩+house】のスタッフが、各々に考える「理想の家」を連載記事としてご紹介していきます。皆さんの理想の家のイメージづくりにぜひ役立ててください。
第一回は石川社長に「理想の家」を聞きました!
◎家づくりにおいて成功の秘訣は「理想の暮らし」をイメージすること
理想の家についてお話する前に、「理想の家」を実現するために大切なポイントをお伝えしたいと思います。
家づくりは生き方や暮らし方を見直すきっかけでもあります。
この先ずっと住むことになる家のことを考えるには、何年も何十年も先の、自分たちの暮らしを想像することが必要です。
大切なのは、やりたいことを決めるのではなく、やらないことを決めること!
例えば彩+houseでは「こんな家には住みたくない!」というシートに、お客様ご自身が思いつくままに「こんな家は嫌だ!」を5つ以上ご記入していただきます。
「老後に夏暑くて冬寒い家なんて嫌だ」「電気代が高いのもツライ」「部屋が暗いのは嫌」その他諸々…、さまざまな「嫌!」をまずは見つけてみましょう。
次にこれらの「嫌!」に順位をつけて、少なくても上位3つはクリアできるように予算配分してみてください。その後「叶えたいこと」を入れていくと、家族がよりよく暮らすための「理想の家」が見えてきます。
まずは、「こんな家は嫌だ!」について、ご夫婦で話し合うことからスタートしてみましょう。それが、「理想の家」づくりへの第一歩です。
◎家族の幸せが継続する家
私が思う「理想の家」は、家を建てたときだけでなく、何十年もずっと幸せが続く家。
そのために必要な条件は次の3つだと考えます。
まずは「性能」。すきま風が入らず、真夏でも真冬でも外の温度に影響されず、家の中がいつも快適に保たれる断熱性と気密性。どの部屋も温度差少なく、身体に負担のかからない家にすることが大前提だと考えています。快適さの先にある「健康」こそが、家族の幸せの土台になるからです。
次に「コスト」です。家づくりのコストは、建てるときにかかる費用だけでなく、住み始めてからずっと払い続ける毎月の光熱費や、数年ごとに必要になるメンテナンスコストを含めた「生涯コスト」として考えることが大切です。建てた後に家にかかるコストを抑えることも、幸せな暮らしを実現する秘訣のひとつです。
「デザイン」も大切です。好みのデザインや流行りのデザイン、写真映えするデザインもよいのですが、やはり何十年も住む家ですから、まずはいつまでも色褪せず、「ときめき」と「やすらぎ」に満ちたデザインが基本だと思います。整然と美しく設計された空間は、視覚的な心地よさを生み出し、いつまでも素敵な住まいであり続けるのです。
実際のところ、「理想の家」とは住む人にとって実にさまざまです。
しかし、今現在の暮らしだけで理想を追い求めるのではなく、何十年も先まで続く「夫婦」の暮らしを想像することで、いつまでも仲良く暮らせる「理想のわが家」が見えてきます。